次の日の朝 朝食を取るために Nenana という街に立ち寄った
Fairbanksから車で1時間半ほど離れた小さな街である
ずいぶん早い時間帯であったが、レストランは開いていた
中に入ると地元の人らしきお客さん達が思い思いの時間を過ごしている
ある人は新聞を読み、ある人は店の主人と世間話をし、
ある人はテレビに映るニュースに釘付けになっている
その光景を眺めているだけで自分もゆったりとした時間を過ごせているように思えた
そして店の女主人はよく気の利く気さくな方だった
こんなに皆がリラックス出来るのもこの女主人のおかげなのかもしれない
"Nenana Ice Classic"
アラスカの春はこの街からやってくるという
春先 街のすぐそばにある 凍り付いたTanana Riverの氷が溶け一気に動き出す
その瞬間がいつやって来るかを賭けるというこのイベントは70年以上も毎年続けられている
まだ夏だというのに川岸には もうすでに来年用のポールが用意されていた
to be continued...