Plaza Sucre / Copacabana. M.Capac, La Paz , República de Bolivia
AM 7:00
まだ静けさの残るラパスの街を後にし バスに揺られ ペルーとの国境に近い町コパカバーナを目指した
バスはすり鉢状の形をしたラパスの中心部を抜け どんどんと高地へと上がってゆく
振り返ると 眼下に特徴のある街の光景が広がっていた
ありがとう そしてさよなら ラパス
しばらく時が経ち ついウトウトとバスの座席で眠っていたようだ
気がつくと 周りの風景は アンデスの山々に囲まれた草原へと姿を変えていた
〜 のんびりと動物が草を啄ばむ光景 〜
ひたすらバスは そんな風景の中を走ってゆく
途中 バスは幾つもの街を過ぎ去って行った
そのたびに窓から見える インディヘナの人々の姿を眺めていると
彼らが自分たちと同じモンゴロイドだからなのか
それとも DNAに刻まれた 遠い過去の記憶の所為なのか...
何故だか感じる安心感が 不思議でならなかった
いろいろな物事に想いを馳せながら 草原や街や山を越え 延々と走るバスの中で 緩やかな時を過ごした
〜 San Pedro de Tiquina 〜
ここでラパスから続いた道は行き止まりとなった
対岸に渡るための橋はなく
渡るには船を利用しないといけない
最初に向こう岸へ向かったのは我々ではなく ここまで乗ってきたバスの方だった
"木のいかだに乗せられ 静かに去りゆく乗客のいないバス "
不思議な光景だった
我々乗客は別途ミニボートに乗り 対岸へと向う
片道1.5Bs
港にたむろする インディヘナの女性達の 鮮やかな民族衣装がとても印象的だった
対岸へは ほんの10分ほどで辿り着いた
元居た場所と比べ こちら側は 街に並ぶ商店の規模が大きくなった気がする
少し Copacapana に近づいたという事だろうか
売店で飲み物を買い 再びバスに乗り込む
Copacabana へはあともう少しだ
コパカバーナの街に着いたのはお昼過ぎだった
時間帯によるのか 来た曜日が悪かったのか 街は随分と静かだった
通りを歩く地元民はほとんどおらず 観光客の姿だけが目立つ
ツーリスト向けの店は開いていたが 地元向けの場所は市場を除いてほとんどが閉まっていた
その微妙な雰囲気に気を引き締めつつ 街の中をふらふらと散策した
- 街の向こう側に見える チチカカ湖 -
昔からあこがれていた光景だった
" 海抜 約3800メートル 表面積 約8500キロ平方メートル"
そんな高地に こんなにも大きな湖が広がっている事が不思議でなりません
〜 静かなる街 〜
でも 市場だけは とても賑わっていた
もしかしたら 人々はシエスタを取っているのかもしれない
ここで偶然ラパスで同じ宿だった旅人とも再会し ローカルな雰囲気の漂うこの空間を共に楽しんだ
市場を後にし 郵便局で用事を済ませたのち 数時間前にバスを降りた街の広場へ向かった
相変わらず 街は静かなまま
暇つぶしがてら 広場にいたおじさんとおしゃべりをしていると
何やら 遠くから賑やかな音楽が聞こえてきた
何かのパレードだろうか ?
その音は 徐々に広場の方へと近づいてくる
正体は 子供たちによるパレードだった
そういえば ちょうど今日は"青年の日" だか 今週が"青年週間" だと誰かが言っていた
〜 大勢の音楽隊を引き連れ 思い思いのコスチュームで通りを埋め尽くす子どもたち 〜
カメラを向けると 無邪気にこちらに向かって走り寄ってくる
本当にどの国でも子供は可愛い
そしてパレードを一通り見た後 1日数便しかない渡し船で チチカカ湖に浮かぶある伝説の島へと向かった
〜 Isla del Sol 〜
"太陽の島"
PM 1:30
インカ帝国発祥の地であり かつて神が舞い降りたともいわれる その島へ向かう船は
幾人かの観光客と島民を乗せ 静かにコパカバーナの港を離れていった