tree






〜 tree 〜




昔 木々は人々にとって特別な存在だった




木々に祈る人々


木々で遊ぶ子供達


木々を抱きしめ泣く老人


木々の暖かさに触れる人々


木に癒される生活





木が生きているという思いは何処へ行ったのだろうか?


木の暖かさを思う気持ちは何処へ行ったのだろうか?




その思いだけを持ち続け、人は心の中のみの木々の楽園をつくってしまうのか?





そうしているうちに本当の楽園は消えようとしている






消えるその姿も気づかれないままで


あげるその声も気づかれず






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