war






〜 war 〜





あるくにで罪もない人々が犠牲になった



それに対抗して罪のない人々の命を平気で奪ってゆく

世界一貧困で 干ばつで苦しみ 為すすべのない人々を






あるくにの人々は


"正義"と名乗って 人々を"解放"しているらしい




そして あるくにの人々はこう言っていた


"自分達のおかげで悪の権力から解放された人々は 自由を満喫している" と





実際はどうだろう




貧困ではあったが その"悪"の権力は


着実に長年の内戦で荒れ果てた国内の"治安"と"安定"を導いていた




本当に彼らは悪なの?





あるくにのテレビには この国の人々が幸せそうに笑う姿が映っている


そして大勢の人々もその笑顔を信じる



"その笑顔の本当の意味も解らずに"






この国で変わったことは何だろう?



音楽が聞けること?  髭をそってもいいこと?



でも 街を離れれば屍ばかり





この国の治安はどこへ行ったの?



もっと街は良かったはずなのに





いろいろな考えのなか 今日も罪のない人々の命は無惨にも奪われている



大干ばつのあった 世界一の貧困の国で





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