" AQUI ..... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMEÇA ....."
〜 ここに地終わり 海始まる - Camões - 〜
ユーラシア大陸の西の果てにあるという この岬を知ったのは
彼の地より送られた 一枚の絵ハガキからだった
その瞬間から そこにある
"果ての地" が こころのなかに 住み続けていた
〜
いつか行ってみたい いつかきっと ... 〜
その想いにより ロカ岬へ そして このポルトガルの地へ 足を踏み入れることとなった
最初に到着した時 彼の地は晴天だった
"
柔らかい海風と 心地よい日差しに抱かれた岬 "
〜 バスに揺られ 初めて辿り着いた地の果て 〜
はたして ここは我々の住む場所から見て
"最果ての地 " であり得るのか
大洋への始まりを刻む石碑は 訪れる人々を 優しく見守っていた
再び訪れた時 彼の地は違う姿を見せていた
"
暴風雨を伴い 荒れ狂う岬 "
〜 バスに揺られ 再び辿り着いた地の果て 〜
そこには"
最果て "というイメージ通りの大地が横たわっていた
"
ここに地終わり 海始まる ... "
吹き抜ける風の中 この始まりの場所を いつまでも眺めていた
ただ 何もせず 何も考えず ...
この果ての地で得たものは いったい何だったのだろう
ここへは 何のために 来たのだろう
次はいったい 何処を 旅することになるのだろう ...