なぜか眺めてた 身体を乗り出して
この窓の外に ある何かを見つめていた
いつも思ってた ただ人ゴミにまみれ
何もない生活 どこか物足りなかった
なくすものもなく 得るものさえなく
誰かと同じ様に ただ前を向いて歩いていた
いつも いつも同じように 歩いていた
ある日 道に迷って 知らない場所にたどり着いた
何かに誘われ たどり着いたみたいに
ここは何処なの? でも何か懐かしい
記憶の真ん中で 前を向いて歩いている
その時 外には ずっと 心地よい風が吹いて
この風を掴めば きっと 何か 見つかるに違いない
風を掴みたい この場所から飛び出したい
風を掴みたい 風の声を聞いてみたい
今日はどんな風が吹いているのだろう?
このまま風に吹かれて眺めていたい
ただそうしていたいだけ
風を掴みたい 風の声を聞いてみたい
風を掴みたい 風に吹かれて羽ばたきたい
風を掴みたい 風を掴みたい 風を掴みたい 風をつかみたい...
風を掴みたい なくした物を探すように...