Old Souq / Dubai. the Emirate of Dubai , U.A.E
ここまで"不思議 "さを感じた街との出逢いは
今まで他になかったのではないだろうか
"アラブ首長国連邦・ドバイ首長国 "
〜 世界各国より人々が集まる免税天国 砂漠の中の一大リゾート地 〜
しかし 心にはそんな世界よりも もっと別の世界 〜 World 〜 が飛び込んできた
"ドバイ首長国・ドバイ "
〜 世界各国より人々が集まる出稼ぎ天国 砂漠に浮かぶ自由なる地 〜
一見華やかに見えるリゾート地よりも それを支える人々の姿に心が惹かれていた
人々の姿が見たくて どれだけ街を歩いたことだろう
大まかな地図はあったが あてもなく 何も気にせずただ歩き続けた
〜 Deira Al-Ras Bur Dubai 〜
海を見たり スーパーで買い物したり 所々にある博物館や記念館に気の向くまま立ち寄り
お腹が空けば地元の人々と同じように食事を取り
現在地が分からなくなると 通りすがりの人に声を掛け
疲れたら日陰に座って また人々を眺める
40度近い炎天下の中 そんなことはほとんど気にせず
ただひたすら 街が醸し出す薫りを楽しんでいた
人々を最も感じた場所は 何処だっただろう
街に何ヶ所もある "Souq - 市場 - "でも 意味もなく彷徨った
その薫りに 自分のいる場所を 強く思い描いた Spice Souq
人々の凄まじい熱気に ただ驚いた Electronics Souq
ゴールドの煌びやかさよりも 人々の眼差しに心惹かれた Gold Souq
昼間の休息の時間 誰もいなく静かな Dubai Old Souq ...
好んで街に点在するSouq を彷徨った
Souq や街を彷徨っていると いつも辿り着くのは 街の真ん中にある "creek - 入り江 - " だった
この場所に 何かを感じていたのかもしれない
そこに行けばいつも人々の暮らしが 垣間見えるようにも思えた
水上乗合タクシー "Abra "
日本円にして10数円で乗れるその乗り物に何度も乗り続けた
出港する時間は決まっていない
人々が集まればすぐさま出発し 数分間の"航海 "を楽しませてくれる
〜 昼の晴天の下 船に乗り込む 人、ヒト、ひと... 〜
観光客だったり 地元民だったり 出稼ぎの人々だったり
見るからに色々な国から訪れた人々が 当たり前のように同じ船に乗り込む
コーランを片手に乗り込む人 十字架を胸に下げ乗り込む人
いろんな背景を背にする人々が 当たり前のように同じ船に乗り込む
そんな自分も 共に乗る人々に声を掛けられたとき
世界を収縮させたような この船の住民だと ふと気づいた
〜 夜の暗闇の下 船に乗り込む 人、ヒト、ひと... 〜
creek の周りに見える建物の光の幻想さが 暖かく心に刻まれた
国際都市 "Dubai "
この街の玄関に立ったその時
本当の自由への入口に 確かに自分はいた